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配当金管理アプリで年間配当を記録し利回りを可視化する方法

LiteFolio開発チーム · 2026年7月30日 · 約8分

LiteFolio開発チームです。配当金の管理アプリを探している方の多くは、「今年もらった配当って結局いくらだったんだろう」という感覚から出発しています。銘柄が2つ3つのうちは記憶でもなんとかなりますが、保有株が増え、配当が四半期ごと・銘柄ごとに別々のタイミングで入ってくると、記録しない限り年間配当は把握できなくなります。この記事では、配当を記録すると見えてくる指標と、その記録方法をLiteFolio開発チームが解説します。

配当金の記録・見える化を手入力でシンプルに

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配当は放っておくと「今年いくら」が分からなくなる

配当金の把握が難しいのは、記憶に頼れる構造になっていないからです。銘柄ごとに配当日がずれ、1年に1回・2回・4回と支払い回数もバラバラで、口座には税引後の金額がポツポツと入金されます。複数銘柄・複数回・税引後という3つの要因が重なることで、年間トータルの記憶はすぐに崩れます。

さらに複数の証券会社に口座を分けている人は、状況がもっと複雑です。A証券からの配当とB証券からの配当を合算して初めて「今年の配当合計」が出るのに、口座をまたいで自分で足し算する機会はほとんどありません。複数の証券口座をまとめて管理する方法で触れているとおり、口座が分かれるほど「合算して見る」というひと手間が抜け落ちやすくなります。

つまり配当金の管理でまず必要なのは、節約や投資判断のテクニックではなく、入ってきた配当をそのまま記録として残す仕組みです。次の章では、記録することで初めて見えてくる3つの指標を紹介します。

記録すると見えてくる3つの指標

配当を記録する目的は、感覚を数字に置き換えることです。理由は、配当を1件ずつ記録して積み上げると、単発の入金では見えなかった「傾向」と「割合」が数字として浮かび上がってくるからです。具体的には、次の3つの指標が記録から得られます。

受取配当の推移  月別・年別に、いくら受け取ったかの変化
年間予想配当   現在の保有を維持した場合、1年でもらえる見込み額
取得利回り(YoC)  自分が買った値段に対して、年間配当が何%か

受取配当の推移が分かれば「配当は右肩上がりに増えているか」が一目で分かり、年間予想配当が分かれば「今の持ち株を維持すると来年もこのくらいもらえそうだ」という見通しが立ちます。そして取得利回り(YoC)は、銘柄ごとに自分の投資がどれだけ効率的に配当を生んでいるかを表す指標です。この3つが揃うと、配当金は「もらったらおしまい」のお金から「積み上がっていく資産の記録」に変わります。

取得利回り(YoC)とは?具体例でわかる計算の考え方

取得利回り(Yield on Cost、YoC)とは、自分が実際に買った単価に対する年間配当の割合のことです。株価が変動しても取得単価は変わらないため、YoCは「その銘柄を持ち続けている自分にとっての実質的な配当効率」を示してくれます。市場で表示される現在の配当利回り(現在の株価に対する利回り)とは、基準にする価格が違う点が異なります。

具体的な数値で見てみましょう。ある銘柄を1株2,000円で取得し、その銘柄が年間80円の配当を出しているとします。この場合、YoCは次のように計算されます。

取得単価  2,000円
年間配当    80円
YoC = 年間配当 ÷ 取得単価 = 80 ÷ 2,000 = 4%

YoCを正しく求めるには、取得単価が正確であることが前提になります。買付が複数回に分かれている銘柄は、その都度の単価を平均して求める必要があり、この考え方は平均取得単価の計算方法で詳しく解説しています。取得単価と年間配当の両方を記録しておけば、銘柄ごとのYoCを比較して「自分のポートフォリオの中で、どの投資が配当効率よく育っているか」を振り返ることができます。

税引後の金額で記録すると、受取実感に近づく

配当は税金が引かれた状態で口座に入金されます。年間配当やYoCを税引前の名目金額で計算するか、税引後の実際の受取額で計算するかは記録の目的次第ですが、口座残高の増え方に近づけたいなら税引後の金額で記録するのが実態に近い方法です。税金の細かな仕組みまで踏み込む必要はなく、「どちらの金額で記録しているか」を自分の中で統一しておくことが大切です。

配当の記録方法を比較する

配当の記録方法は、手帳・エクセル・アプリの3つに大きく分かれます。結論として、銘柄数が少ないうちはどの方法でも問題ありませんが、銘柄数や証券口座が増えるほど、集計と見える化を引き継いでくれる方法を選ぶべきです。それぞれの特徴を見ていきます。

手帳・ノート

配当の入金日と金額を手帳に書き留めていく方法です。準備がいらず今すぐ始められる一方、年間合計や銘柄別のYoCを出すには自分で電卓を叩いて集計する必要があります。記録件数が増えるほど、この集計作業自体が続けるうえでのハードルになります。

エクセル・スプレッドシート

関数を組めば、年間配当の合計やYoCの自動計算は可能です。ただし銘柄が増えるたびに数式のコピー漏れが起きたり、スマホから配当の入金をその場でサッと記録しづらかったりと、運用が続くほど手間が増えていきます。エクセルでポートフォリオを管理する方法の限界については株のポートフォリオをエクセルで管理する方法と限界で詳しく取り上げています。

投資記録アプリ

配当を入力するたびに、受取配当の推移・年間予想配当・YoCが自動で再計算・見える化されるのがアプリの利点です。手帳やエクセルのように「入力したあと自分で集計する」作業が要らず、記録することそのものに集中できます。次の章で、LiteFolioでの具体的な記録方法を紹介します。

LiteFolioで配当を記録・見える化する

LiteFolioは、証券口座には一切接続せず、買付・売却・配当・入出金・手数料・株式分割・税・メモを自分で記録していく手入力型の投資ポートフォリオ記録アプリです。配当を受け取ったら、金額と日付を1件記録するだけで、受取配当の推移・年間予想配当・銘柄ごとの取得利回り(YoC)が自動で見える化されます。実際の画面はこのようなイメージです。

LiteFolioの配当画面。年間予想配当と受取配当の推移を自動で集計して表示
配当を記録するだけで、受取配当の推移と年間予想配当がまとまります

保有銘柄ごとの数量・平均取得単価・建玉原価もあわせて管理できるため、YoCの計算に必要な取得単価を別途エクセルで持ち直す必要はありません。資産配分は銘柄・セクター・カスタムリスト別に確認でき、実現損益や資産推移、取引タイムラインとあわせて、配当という一つの断片だけでなくポートフォリオ全体の中で配当を捉えられます。

記録したデータはローカルファーストでまず端末に保存されます。複数端末で同期したい場合はProプランのクラウド同期を選ぶと、暗号化通信でサーバーに送信される仕組みです。証券口座と連携しない設計については口座連携なしで使える投資管理アプリで詳しく説明しています。

受取配当・年間予想配当・YoCをまとめて記録できます

LiteFolioの配当機能を見る

配当金の把握は、記憶力の問題ではなく記録の仕組みの問題です。1件ずつ記録を積み重ねれば、受取配当の推移・年間予想配当・取得利回りが自然と見えてきます。なお、LiteFolioは記録・可視化ツールであり、投資助言を行うものではありません。

LiteFolio

LiteFolio

証券口座に接続しない手入力型の投資ポートフォリオ記録アプリ。配当・買付・売却・入出金を記録するだけで、受取配当の推移や取得利回り(YoC)、資産配分などが見える化されます。データはローカルファーストで保存。iOS・Androidで公開中です。

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よくある質問

LiteFolioは無料で使えますか?

LiteFolioはiOS・Androidで公開中です。無料範囲やProプランの最新情報は、App StoreまたはGoogle Playでご確認ください。

証券口座と連携して配当を自動取得できますか?

できません。LiteFolioは証券口座に一切接続しない手入力型のアプリです。配当を受け取るたびに、金額と日付を自分で記録します。

配当は税引前・税引後どちらで記録すればいいですか?

どちらでも記録できますが、口座残高の増え方に近づけたい場合は税引後の実際の受取額で記録するのが実態に近い方法です。税金の細かな仕組みまでは踏み込まず、自分の中で記録の基準を統一しておくことが大切です。

iOS・Androidどちらで使えますか?

両方に対応しています。App StoreとGoogle Playからダウンロードできます。

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