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平均取得単価の計算方法|買い増し・手数料・分割時の考え方まで解説

LiteFolio開発チーム · 2026年7月30日 · 約7分

LiteFolio開発チームです。同じ銘柄を買い増ししたときの平均取得単価の計算方法で手が止まる人は少なくありません。結論から言うと、平均取得単価は「総取得金額 ÷ 総数量」というシンプルな式で計算できます。この記事では、買い増し・手数料・一部売却・株式分割それぞれのケースを実際の数値で検算しながら確認し、手計算やExcelでの管理が大変になりやすい理由と、記録するだけで自動計算される選択肢についてもお話しします。

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結論:平均取得単価は「総取得金額 ÷ 総数量」で計算する

平均取得単価は、それまでに支払った総取得金額を、保有している総数量で割ることで求められます。購入するたびに単価が変わるため、単純に単価だけを平均するのではなく、金額ベースで加重平均する必要があるからです。

たとえば、100株を2,000円で購入した後、100株を1,600円で買い増したケースで見てみましょう。

1回目 100株 × 2,000円 = 200,000円
2回目 100株 × 1,600円 = 160,000円
総取得金額 = 200,000 + 160,000 = 360,000円
総数量 = 100株 + 100株 = 200株
平均取得単価 = 360,000 ÷ 200 = 1,800円

このように、総取得金額 ÷ 総数量という式さえ覚えておけば、買い増しが何度あっても同じ手順で計算できます。次の章では、手数料や一部売却、株式分割が絡む場合の扱いをケース別に見ていきます。

ケース別に見る平均取得単価の計算方法

平均取得単価の考え方は同じでも、手数料や売却・分割が絡むと「何を足すか」「単価はどう変わるか」で迷いやすくなります。ここでは代表的な4つのケースを、具体的な数値で検算しながら確認します。

① 単純な買い増しの場合

先ほどの200株・平均1,800円の状態から、さらに100株を2,300円で買い増した場合を見てみましょう。それまでの総取得金額に、新しい購入分をそのまま足すだけです。

これまでの総取得金額 360,000円(200株)
3回目 100株 × 2,300円 = 230,000円
総取得金額 = 360,000 + 230,000 = 590,000円
総数量 = 200株 + 100株 = 300株
平均取得単価 = 590,000 ÷ 300 = 約1,967円

1円未満は四捨五入・切り上げなど、扱いが証券会社によって異なります。細かい表示のルールは、ご利用の証券会社の説明をあわせて確認してください。

② 手数料を含める場合

買付時にかかった手数料は取得金額に含めて計算します。先ほどの最初の例に、購入ごとに300円の手数料が発生したケースを当てはめてみます。

1回目 100株 × 2,000円 + 手数料300円 = 200,300円
2回目 100株 × 1,600円 + 手数料300円 = 160,300円
総取得金額 = 200,300 + 160,300 = 360,600円
総数量 = 200株
平均取得単価 = 360,600 ÷ 200 = 1,803円

手数料を含めない場合の1,800円と比べて3円高くなりました。売却時の手数料は取得単価には含めず、売却代金側から差し引くのが一般的ですが、この扱いも証券会社によって表示が異なるため、実際の取得単価は各社の口座画面の記載を確認するのが確実です。

③ 一部売却後の扱い

一部を売却しても、残った株の平均取得単価は変わりません。200株・平均1,800円の状態から50株を2,200円で売却した場合で確認しましょう。

売却前 200株・平均取得単価1,800円
売却 50株 × 2,200円
残り株数 = 200 − 50 = 150株
平均取得単価 = 1,800円(変わらない)
実現損益 = (2,200 − 1,800) × 50 = 20,000円(売却手数料等を除く)

売却した分だけ取得金額と株数がまとめて減るため、単価そのものは動きません。平均取得単価が動くのは、新たに買付をしたときだけです。

④ 株式分割があった場合

株式分割では株数が増える一方、総取得金額そのものは変わらないため、平均取得単価は分割比率に応じて下がります。100株・平均取得単価1,800円(取得金額180,000円)の銘柄が1:2に分割された場合で見てみましょう。

分割前 100株・平均取得単価1,800円(取得金額180,000円)
1:2の株式分割
株数 = 100 × 2 = 200株
平均取得単価 = 1,800 ÷ 2 = 900円
検算:200株 × 900円 = 180,000円(取得金額と一致)

分割後も200株 × 900円 = 180,000円と、分割前の取得金額に一致します。分割比率が1:3や1:1.5などでも、同じように株数と単価を分割比率で調整すれば検算できます。

手計算・Excelで平均取得単価を管理する大変さ

ここまでの計算はどれも単純ですが、買付・売却・分割が積み重なるほど、手計算やExcelでの管理は手間が増えていきます。買い増しのたびに合計行を書き換え、一部売却があれば残数量を追い、分割があれば行を丸ごと調整し直す必要があるからです。

特に複数の証券会社に口座を分けて同じ銘柄を持っていると、口座ごとの取得金額をまず集計してから平均を出す必要があり、シートが複雑になりがちです。この悩みは 複数の証券口座をまとめて管理する方法 でも詳しく取り上げています。

Excelで管理する場合の具体的な数式例や、SUMPRODUCT関数を使った加重平均の作り方、そして関数を組んでも残ってしまう限界については 株のポートフォリオをエクセルで管理する方法と限界 で解説しています。

記録すれば自動計算される——買付・売却・分割を記録するという選択

平均取得単価の計算そのものはシンプルですが、取引が増えるたびに手で更新し続けるのは負担になります。取引を記録として残し、平均取得単価をそのつど自動で計算し直せる仕組みがあれば、この手間はなくなります。

LiteFolioは、買付・売却・配当・入出金・手数料・株式分割・税・メモを記録できる、手入力型の投資ポートフォリオ記録アプリです。証券口座には一切接続せず、口座連携なしで使える投資管理アプリとして、記録した内容から保有銘柄の数量・平均取得単価・建玉原価・実現損益を自動で計算します。データはまず端末に保存されるローカルファースト設計です。実際の画面はこのようなイメージです。

LiteFolioの保有銘柄画面。数量と平均取得単価を自動計算して一覧表示
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よくある質問

一部売却すると平均取得単価は変わりますか?

変わりません。売却では取得金額と株数がまとめて減るだけで、残った株の平均取得単価はそのままです。単価が変わるのは新たに買付をしたときだけです。

手数料は平均取得単価に含めますか?

買付時の手数料は取得金額に含めて計算するのが基本です。売却時の手数料は取得単価ではなく売却代金側から差し引かれることが多いですが、表示方法は証券会社によって異なるため、口座画面の記載も確認してください。

株式分割があったときの平均取得単価はどうなりますか?

分割比率に応じて下がります。総取得金額自体は変わらないため、株数が2倍になれば平均取得単価は半分になります。株数×単価で分割前の取得金額と一致するか検算すると確実です。

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