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積立投資を記録して、口数と平均取得単価の推移を見える化する

LiteFolio開発チーム · 2026年7月30日 · 約9分

LiteFolio開発チームです。投資信託やETFの積立投資は、口数が自動で積み上がっていくため記録しなくても続けられます。しかし記録をつけると、口数の増え方や平均取得単価の推移が見えてきて、「続いている実感」や「自分の入金力」を数字で確認できるようになります。この記事では、投資信託の積立を記録する意味と、具体的な記録方法をLiteFolio開発チームが解説します。

毎月の積立を記録して、口数と平均取得単価の推移を見える化

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積立は「ほったらかし」でいいが、記録には価値がある

投資信託やETFの積立は、一度設定すれば毎月自動で買付が実行される仕組みです。相場を毎日確認したり、買うタイミングを都度判断したりする必要がなく、「ほったらかし」で続けられるのが積立投資の特徴です。この仕組みそのものを変える必要はありません。

一方で、ほったらかしにできることと、記録を残さなくてよいことは別の話です。積立が自動で進んでいく分、自分が今どれだけ投資してきたのか、口数がどれだけ積み上がったのかは、記録しない限り実感として残りません。続いている実感・入金力の把握・平均取得単価の変化という3つは、記録して初めて見えてくるものです。

積立を記録すると見えてくること

積立を1回ずつ記録していくと、毎月の買付というバラバラの出来事が、ひとつながりの推移として見えるようになります。理由は、記録が積み重なることで、単発の買付では分からなかった「増え方」と「変化」が数字として浮かび上がってくるからです。具体的には、次のような項目が記録から見えてきます。

保有口数の推移  積立を続けるほど、どれだけ口数が積み上がったか
累計投資額    これまでに合計いくら積み立ててきたか
平均取得単価の推移 毎月の買付価格に応じて、平均単価がどう動いてきたか

保有口数の推移が分かれば、積立が着実に続いていることを数字で確認できます。累計投資額が分かれば、これまでに自分がどれだけ入金してきたかという「入金力」を振り返れます。そして資産推移の見える化とあわせて記録すれば、口数の積み上がりと評価額の変化を並べて確認することもできます。次の章では、平均取得単価が積立のたびにどう動くのかを、具体的な数値で見ていきます。

毎月の積立で平均取得単価はどう動く?具体例で確認

投資信託の基準価額は「1万口あたりの価格」で表示されるのが一般的です。毎月同じ金額を積み立てる場合、基準価額が安い月は口数を多く、高い月は口数を少なく買うことになります。ある投資信託を毎月30,000円ずつ、3ヶ月にわたって積み立てたケースで計算してみましょう。

1回目 基準価額15,000円 30,000円 ÷ 15,000円 × 10,000 = 20,000口
2回目 基準価額12,000円 30,000円 ÷ 12,000円 × 10,000 = 25,000口
3回目 基準価額18,000円 30,000円 ÷ 18,000円 × 10,000 ≈ 16,667口

この3回の買付を積み上げると、累計投資額は90,000円、累計保有口数は約61,667口になります。平均取得単価は「累計投資額 ÷ 累計口数 × 10,000」で求められるので、毎月末時点の平均取得単価は次のように推移します。

1ヶ月目 投資額30,000円/保有20,000口  平均取得単価 15,000円
2ヶ月目 投資額60,000円/保有45,000口  平均取得単価 13,333円
3ヶ月目 投資額90,000円/保有61,667口  平均取得単価 14,595円

2回目の買付は基準価額が12,000円と安かったため、平均取得単価は13,333円まで下がりました。3回目は基準価額が18,000円まで上がりましたが、それでも平均取得単価は14,595円までしか戻らず、3回の基準価額の単純平均である15,000円は下回ったままです。これは、同じ金額で買うと、価格が安い月ほど多くの口数を、高い月ほど少ない口数を買うという積立の仕組み上、自然に生じる計算結果です。どちらの買い方が有利かという投資判断の話ではなく、記録をつけることで初めてこの動きが数字として見えてくる、という点がここでのポイントです。平均取得単価そのものの計算方法は平均取得単価の計算方法でも詳しく解説しています。

積立の記録方法を比較する

積立の記録方法は、手帳・エクセル・アプリの3つに大きく分かれます。結論として、毎月の買付が1銘柄だけならどの方法でも大きな差はありませんが、積立銘柄が増えるほど、口数の集計と平均取得単価の再計算を引き継いでくれる方法が続けやすくなります。

手帳・ノート

毎月の買付金額と基準価額を手帳に書き留めていく方法です。準備がいらずすぐに始められますが、累計口数や平均取得単価を出すには、そのつど自分で電卓を叩いて計算し直す必要があります。積立回数が増えるほど、この計算作業自体が続けるうえでの負担になります。

エクセル・スプレッドシート

関数を組めば、累計口数や平均取得単価の自動計算は可能です。ただし積立銘柄が増えるたびに数式を追加・修正する手間がかかり、スマホから買付結果をその場でサッと記録しづらい面もあります。エクセルでポートフォリオを管理する方法の限界については株のポートフォリオをエクセルで管理する方法と限界で詳しく取り上げています。

投資記録アプリ

買付を1件入力するたびに、保有口数・平均取得単価・累計投資額が自動で再計算・見える化されるのがアプリの利点です。手帳やエクセルのように「入力したあと自分で集計する」作業が要らず、毎月の記録そのものに集中できます。次の章で、LiteFolioでの具体的な記録方法を紹介します。

LiteFolioで毎月の買付を記録する

LiteFolioは、証券口座には一切接続せず、買付・売却・配当・入出金・手数料・株式分割・税・メモを自分で記録していく手入力型の投資ポートフォリオ記録アプリです。あらかじめお伝えしておくと、積立の自動記録・自動連携という機能はなく、毎月の買付結果は自分で入力する必要があります。金額・口数・基準価額を1件入力するだけの作業で、月1回、数十秒あれば終わります。

記録した買付は自動で積み上がり、保有銘柄ごとの数量・平均取得単価・建玉原価としてまとまります。実際の画面はこのようなイメージです。

LiteFolioの保有銘柄画面。積立で買い増した投資信託の口数と平均取得単価を自動でまとめて表示
毎月の買付を記録するだけで、口数と平均取得単価の推移が積み上がります

口数・平均取得単価・累計投資額をまとめて記録できます

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資産配分は銘柄・セクター・カスタムリスト別に確認でき、実現損益や資産推移、取引タイムラインとあわせて、積立の記録をポートフォリオ全体の中で捉えられます。記録したデータはローカルファーストでまず端末に保存され、複数端末で同期したい場合はProプランのクラウド同期を選ぶ仕組みです。

積立の口数と平均取得単価は、記憶では追いきれない数字です。毎月の買付を1件ずつ記録すれば、続いている実感と数字の変化が自然と見えてきます。なお、LiteFolioは記録・可視化ツールであり、投資助言を行うものではありません。

LiteFolio

LiteFolio

証券口座に接続しない手入力型の投資ポートフォリオ記録アプリ。買付・売却・配当・入出金を記録するだけで、保有口数や平均取得単価、資産配分などが見える化されます。データはローカルファーストで保存。iOS・Androidで公開中です。

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よくある質問

LiteFolioは無料で使えますか?

LiteFolioはiOS・Androidで公開中です。無料範囲やProプランの最新情報は、App StoreまたはGoogle Playでご確認ください。

積立の買付を証券口座と連携して自動で記録できますか?

できません。LiteFolioは証券口座に一切接続しない手入力型のアプリで、積立の自動記録・自動連携機能もありません。毎月の買付結果(金額・口数・基準価額など)を自分で1件ずつ入力します。

投資信託だけでなくETFや個別株の積立も記録できますか?

記録できます。LiteFolioは投資信託に限らず、株式・ETFなど手入力できる資産であれば、買付・売却・配当・入出金などをあわせて記録・見える化できます。

iOS・Androidどちらで使えますか?

両方に対応しています。App StoreとGoogle Playからダウンロードできます。

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