麻雀は、手牌14枚を4つの面子(3枚1組)と1つの雀頭(ペア)にそろえて「あがり」を目指すゲームです。ただし、形が完成するだけではあがれません。役が最低1つそろっていることが必要です。自分の番には、山から牌を1枚引いて(ツモ)、いらない牌を1枚捨てる。この繰り返しで手を育て、他の人が捨てた牌をもらう「鳴き」や、あと1枚であがれる形になったことを宣言する「リーチ」を使いながら、点数の多い人が勝ちます。
ぶいポケの開発チームです。麻雀は、初めて牌に触る人に説明するのがいちばん難しいゲームでした。私たちがアプリ内のルールガイドを作るときに決めたのは、ゲームの進む順に、目的→牌の種類→組み合わせ→手番→鳴き→リーチ→あがり→役→点数と並べることです。この記事も、ほぼこの順で進めます。役の全種類と点数の計算は、それぞれ専用の記事に分けたので、ここでは要点だけにとどめました。
ルールを読んだら、AIと卓を囲んで1局打つのが近道です。
ぶいポケは、麻雀(三麻・四麻)を含む18種の定番ゲームを収録したアプリです。席はAIが埋めるのでひとりでも始められ、AIとの対戦はオフラインでログイン不要、全機能無料。iPhone・Androidに対応しています。
牌の種類:数字の3色と、字牌の2グループ
麻雀の牌は、数字のある3つの柄(萬子・筒子・索子)と、文字だけの字牌(風牌と三元牌)の全部で34種類。それぞれ4枚ずつあるので、四人麻雀では合計136枚を使います。数字の牌は1〜9、字牌は東・南・西・北の風牌4種と、白・發・中の三元牌3種です。
萬子(マンズ)
一萬〜九萬の9種。数字の下に「萬」と書かれた牌です。
筒子(ピンズ)
一筒〜九筒の9種。丸い模様の牌です。
索子(ソーズ)
一索〜九索の9種。竹の模様の牌です。
風牌(かぜはい)
東・南・西・北の4種。字牌のなかま。
三元牌(さんげんぱい)
白・發・中の3種。字牌のなかま。
席と親、局と半荘:対局の長さの決まり
卓には東・南・西・北の席があり、最初の親(東家)が1局目の起点になります。親は点数が多くもらえるかわりに、払うときも多くなる立場です。1回のあがりまたは引き分けで1局が終わり、親があがるか、流局でテンパイしていたときは親が続きます。そうでなければ親は時計回りに隣の人へ移ります。
対局の長さは「東風戦(東の1周)」「半荘戦(東と南の2周)」などに分かれ、決められた局数が終わった時点で持ち点がいちばん多い人の勝ちです。初心者はまず、東風戦で1局の流れをつかむのがおすすめです。ぶいポケでは「1局だけ」「東風戦」「半荘戦」から選べます。持ち点の初期値は、四麻が25,000点、三麻が35,000点です。
1巡の流れ:引いて、切る
最初に13枚が配られ、親は最初の番だけ山から1枚を加えて14枚から始めます。自分の番になったら、山から1枚引いて手牌を14枚にし、いらない牌を1枚選んで捨てます。捨てた牌は自分の前に並べていき、これを「河(かわ)」と呼びます。誰がどの牌を捨てたかは全員が見られるので、相手の手を読む手がかりになります。この「引く→切る」が、麻雀のほぼすべての動作の土台です。
あがりの形:4面子1雀頭
あがりの形は、次の組み合わせでできています。面子は2種類です。順子(シュンツ)は同じ柄の続き数字3枚(二萬・三萬・四萬など)、刻子(コーツ)は同じ牌3枚(白・白・白など)。さらに同じ牌4枚の槓子(カンツ)も1つの面子として数えます。それに雀頭(ジャントウ)という、同じ牌2枚のペアを1つ加えます。
基本の形(4面子1雀頭)14枚
白の刻子(同じ牌3枚)、三つの順子(連番3枚)、雀頭の五筒。これで4面子1雀頭です。白の刻子が役牌(1翻)になっています。
七対子(チートイツ)14枚
違う牌のペアを7組そろえる特別な形。「4面子1雀頭」ではなく、これだけで役になります。
両面待ち(テンパイ)13枚
五萬・六萬を持っていて、四萬か七萬のどちらが来ても順子になります。待てる牌がいちばん多い形です。
嵌張待ち(テンパイ)13枚
四萬と六萬のあいだの五萬だけを待つ形。待ちが1種類に減ります。
あと1枚で形が完成する状態をテンパイと呼びます。待ち方には、上の両面・嵌張に加えて、順子の端を待つ辺張(一・二で三を待つなど)、雀頭になる1枚を待つ単騎、ペア2組のどちらかを刻子にする双碰(シャンポン)があります。待てる牌が多いほど、あがりやすくなります。
役が必要:まず覚える5つ
形が完成していても、役が1つもなければあがれません。鳴いた結果、役がなくなって「あがれない形」になる、というのが初心者のよくある落とし穴です。役は約40種ありますが、最初は次の5つだけで足ります。ドラは点数を増やすだけで役ではないので、ドラだけではあがれません。
| 役名 | 成立条件 | 鳴くと |
|---|---|---|
| リーチ 立直 | 鳴かずにテンパイ(あと1枚であがれる形)になり、1,000点を出して宣言する。 | 鳴いたらできない |
| 門前清自摸和(ツモ) メンゼンツモ | 鳴かずに、自分でツモってあがる。 | 鳴いたら成立しない |
| 断幺九(タンヤオ) タンヤオ | 2〜8の数牌だけで手を作る。1・9と字牌は使わない。 | 鳴いてもOK |
| 役牌 ヤクハイ | 白・發・中の刻子、または自風・場風の刻子。 | 鳴いてもOK |
| 平和(ピンフ) ピンフ | 順子が4つ。雀頭は役牌ではなく、待ちは両面。 | 鳴いたら成立しない |
ほかの役や、翻(役の価値)の数え方は、麻雀の役一覧にまとめました。1翻から役満まで翻数順に並べ、鳴くと翻が減る役も表にしています。
鳴き:ポン・チー・カンと、門前の関係
他の人が捨てた牌をもらって自分の面子にすることを鳴きと呼びます。ポンは、同じ牌を手に2枚持っているときに、誰の捨て牌でももらって刻子にする鳴きです。チーは、続き数字を手に2枚持っているときに、左隣(上家)の人の捨て牌だけをもらって順子にする鳴きです。カンは同じ牌を4枚そろえる鳴きで、手の中の4枚だけでもできます(暗槓)。カンをしたあとは、山の端から補充の牌を1枚引きます。
鳴かずに手を作っている状態を門前(メンゼン)と呼び、鳴くとこれが崩れます。鳴いた手では、リーチができなくなるだけでなく、平和や門前清自摸和のように「門前でないと成立しない役」もつかなくなります。鳴けば手が早く進みますが、使える役が減る。この引き換えを、1枚ずつ考えるのが麻雀の面白さです。ただし、暗槓だけなら門前のままです。
リーチ・ロン・ツモ・フリテン:あがりかたの決まり
鳴いていない手で、あと1枚であがれる形(テンパイ)になったら、1,000点を場に出してリーチを宣言できます。リーチをかけたあとは手を替えられず、引いた牌をそのまま切るか、あがるかです。そのかわり、リーチそのもので1翻がつき、裏ドラなどで点数が伸びるチャンスも広がります。
あがりかたは2通りです。他の人が捨てた牌であがるのがロン、自分で引いた牌であがるのがツモ。ロンは捨てた人だけが点を払い、ツモは他の全員が払います。
ここで一つ注意したいのがフリテンです。自分が一度でも捨てたことのある牌では、ロンであがれません。待ち牌をすでに河に捨てていると、その待ちはロンできなくなります(ツモなら可能です)。初心者がよく「あがれると思ったのにロンできない」と戸惑う場面なので、河を見る習慣をつけておくと安心です。
流局とノーテン罰符:誰もあがれなかったとき
山の牌を最後まで引き切って、誰もあがれなければ流局です。このとき、テンパイしていた人とそうでない人(ノーテン)の間で点数をやりとりするのがノーテン罰符で、ぶいポケでは四麻で合計3,000点、三麻で2,000点が動きます。テンパイの人が多いほど、一人あたりの受け取りは減ります。親がテンパイなら、親は次の局も続けます。配牌のときに特別な形がそろっていた場合などに、途中で流局する決まり(九種九牌など)もありますが、まずは気にしなくて大丈夫です。
点数は翻と符で決まる
あがった人が受け取る点数は、役の数(翻)と、形の細かさを表す符で決まります。子と親でももらえる点数が変わります。計算の手順と早見表は、麻雀の点数計算の記事にまとめました。最初は、点数を暗算できなくても問題ありません。ぶいポケでは、あがったときの結果画面に役と点数が表示されます。
形がつかめたら、AIと東風戦を1局やってみましょう。
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初心者のコツ:まず鳴かずに、役を1つ持つ
最初の数局で意識すると、失敗が減りやすい考え方を、重要な順に4つ挙げます。
1つめは、まず鳴かずに、リーチを目指すことです。門前でテンパイしてリーチをかければ、それだけで役が1つ確定します。鳴きは便利ですが、役がなくなって「形は完成したのにあがれない」という失敗を呼びます。鳴くのは、役牌のポンや、タンヤオでのチーなど、役がはっきり残る場面からにします。
2つめは、1枚だけの字牌と、端の牌から切ることです。字牌は同じ牌をそろえて対子や刻子にする以外に使い道がなく、1・9の牌は順子が一方向にしか伸びません。逆に、4〜6のような真ん中の牌は両側に伸びるので使いやすく、残しておく価値が高いです。ただし、自風・場風や白・發・中の役牌は、2枚そろっていれば残しておくのが基本です。
3つめは、2〜8の牌だけで手を作るタンヤオを意識することです。ぶいポケのタンヤオは鳴いても役になる(喰いタン)ので、鳴いて手を進めても役が消えません。初心者が最初に安定して作れる役の一つです。
4つめは、他の人がリーチしたら、無理をしないことです。リーチの人の河に出ている牌は、その人にとってはロンできない安全な牌です。手がまだ遠いなら、そうした牌を切って様子を見るだけでも、振り込みは大きく減ります。
三人麻雀(三麻)との違い
ここまでは四人麻雀(四麻)の説明です。3人で遊ぶ三麻は、同じ流れで次のところが変わります。ぶいポケの三麻は、次のルールで遊べます。
まず、萬子の2〜8の牌を抜いて、一萬と九萬だけを使います。牌の合計は108枚です。次に、チーはできません。鳴けるのはポンとカンだけです。そして、北は「抜きドラ」です。北を引いたら手から抜いて脇に置き、その1枚ぶんがドラ(1翻)として加算され、補充の牌を引きます。持ち点は35,000点で、ツモ損(本来4人目が払う分がもらえない)もあります。四麻で慣れていれば、この4点を押さえるだけで三麻にも移れます。
ぶいポケで麻雀を遊ぶ
麻雀は手牌を隠して遊ぶゲームなので、1台のスマホを回して遊ぶパス&プレイには対応していません。ぶいポケでは、次の2つの形で遊べます。
ひとつはAIとの対戦です。強さは星1〜5の5段階で、オフラインで動き、ログインも要りません。席はAIが埋めるので、ひとりでも卓を囲めます。もうひとつはルームで、6文字のルームコードかQRで友だちを招き、それぞれのスマホで自分の牌だけを見て遊びます。席が足りなければAIを追加できます。ルームを使うときだけ、AppleまたはGoogleのログインが必要です。
麻雀は3〜4人(三麻・四麻)に対応し、局数は「1局だけ」「東風戦」「半荘戦」から選べます。麻雀のルール設定は、細かく変えるのではなく一般的なリーチ麻雀のルールに固定し、人数と局数だけを選ぶ形にしました。初めての人が迷わず座れるようにするためです。全ゲームに内蔵したルールガイドでは、同じ流れで、牌の図解つきで確かめられます。
ぶいポケ
麻雀(三麻・四麻)・大富豪・七並べ・将棋など18種の定番ゲームを収録。AIと対戦するなら、オフラインでログイン不要。全機能無料で、iPhoneとAndroidに対応しています。
ぶいポケについて詳しく見るよくある質問
麻雀は何人でできますか?
基本は4人で遊ぶ四人麻雀で、3人で遊ぶ三人麻雀(三麻)もあります。ぶいポケの麻雀は3〜4人に対応していて、AI対戦では席をAIが埋め、ルームでは席が足りなければAIを追加できます。
役がなくてもあがれますか?
あがれません。形が4面子1雀頭(または七対子など)に完成していても、役が最低1つ必要です。ドラは翻を足すだけで役ではないので、ドラだけではあがれません。鳴くと役が消える場面があるので、鳴く前に役が残るかを確認してください。
チーは誰の捨て牌でもできますか?
できません。チーができるのは、自分の左隣の人が捨てた牌だけです。ポンは、誰の捨て牌でも同じ牌が2枚あればできます。ぶいポケの三麻では、チー自体ができない決まりです。
フリテンとは何ですか?
自分が一度でも捨てたことのある牌では、ロンであがれない決まりです。待ち牌をすでに河に捨てていると、その待ちではロンできません。自分でツモってあがることは、フリテンでもできます。