MozFace開発チームです。撮った動画に映り込んだ顔を隠したいとき、多くの方がまず標準の写真アプリを開きます。ところが探してもモザイクの項目が見つからない。この記事では、iPhone・Androidの標準機能でどこまでできるのかと、スマホだけで動画にモザイクをかける手順を説明します。
標準の写真アプリでできること・できないこと
iPhoneの「写真」アプリにもAndroidの「Googleフォト」にも、動画の編集機能はあります。ただしそこにあるのは、長さのトリミング、明るさや色の調整、回転や切り抜き、速度の変更といった、映像全体にかかる編集です。
写真であれば、マークアップ機能で図形を重ねて隠すという手はあります。しかし動画にはその手も使えません。仮に使えたとしても、被写体が動く以上、1箇所に置いた図形は数秒後には役に立たなくなります。動画のモザイクが標準機能に入っていないのは、位置が時間とともに変わるという問題を扱う必要があるからです。
つまり、動画の顔を隠したいなら別のアプリが必要です。選択肢は大きく3つあります。
3つの選択肢を比べる
1. パソコンの動画編集ソフト
できることは一番多い一方、スマホからパソコンへ動画を移し、編集し、また戻すという手間がかかります。細かく作り込みたい映像作品には向きますが、「SNSに上げる前にちょっと顔を隠したい」には重い選択です。
2. ブラウザで使うオンラインサービス
インストール不要で手軽ですが、多くは動画を一度サーバーへアップロードして処理します。顔や個人情報を隠すために編集する素材を、加工前の状態で外部へ送ることになります。動画は容量も大きく、通信量と待ち時間もかかります。
3. スマホアプリで完結させる
撮影した端末の中だけで作業が終わります。顔の自動検出に対応したアプリなら、隠す範囲を自分で指定する手間もありません。日常的な用途ではこれが一番早い方法です。
スマホだけで動画にモザイクをかける手順
MozFaceはiOS・Androidの両方に対応した、写真と動画の顔を自動で隠すアプリです。動画の場合の手順は次のとおりです。
- 動画を追加する:アプリを開いて端末内の動画を選ぶと、読み込みと同時に顔の検出が始まります。
- 自動でモザイクがかかる:検出された顔は最初から全員モザイクがかかった状態で表示され、動いても位置が追跡されます。
- 見せたい人だけ解除する:顔のサムネイル一覧から、見せてよい人をタップして解除します。
- 保存する:仕上がりを再生で確認し、保存するとギャラリーに書き出されます。元の動画は残ります。
ナンバープレートや表札など顔として検出されないものは、楕円・角丸四角形・横長の帯から形を選んで手動で隠します。何秒から何秒まで隠すかという時間の指定もできるので、途中の場面にだけ効かせることもできます。
アップロードが不要という意味
MozFaceは顔の検出からモザイクの適用、書き出しまですべて端末内で処理します。動画が外部のサーバーへ送信されることはありません。
これは安心の話であると同時に、実用上の速さの話でもあります。数百MBの動画をアップロードして処理を待ち、またダウンロードする——その往復が丸ごと不要になります。機内モードでも、電波の届かない場所でも同じように使えます。
保存する前に確認したいこと
スマホで完結するとはいえ、確認だけは省略しないでください。書き出す前に通しで一度再生し、人が横切る瞬間、カメラが大きく動く場面、後ろ向きの顔が振り返る瞬間を見ておきます。背景の表札や書類、画面に映った通知など、顔以外の映り込みも同時に確認しておくと安心です。なお、隠した動画を公開してよいかどうかの最終判断はご自身でお願いします。
よくある質問
iPhoneの標準機能だけで動画にモザイクをかけられますか?
標準の写真アプリにあるのは長さのトリミングや色の調整などで、動画にモザイクをかける機能は用意されていません。別のアプリが必要になります。
Androidでも使えますか?
MozFaceはiOS・Androidの両方に対応しています。操作の流れはどちらも同じです。
パソコンは必要ですか?
必要ありません。動画の読み込みから顔の検出、モザイクの適用、書き出しまでスマホの中で完結します。
動画をアップロードする必要はありますか?
ありません。すべての処理が端末内で行われるため、通信は発生せず、オフラインでも使えます。