大富豪は、トランプを全員に配り、手札をいちばん早く出し切ることを目指すゲームです。強さは3が最弱、2が最強で、ジョーカーはそれより上。自分の番には、場に出ている札と同じ枚数で、より強い札を出すか、出せなければパスをします。全員がパスすると場が流れ、最後に出した人から新しい場が始まります。あがった順に大富豪・富豪・平民・貧民・大貧民という階級が決まり、次の試合に持ち越されます。革命や8切りなどのローカルルールは家庭や仲間内で違うので、始める前にどれを使うか決めておくのが約束です。
ぶいポケの開発チームです。大富豪は、18種のゲームのなかでも「ルールが人の数だけある」ゲームでした。8切りは当たり前でも、11バックや数字縛り、5飛びとなると、同じ大富豪でも別のゲームになってしまいます。そこで私たちは、ルールを固定せず、対局前の画面で一つずつON・OFFを選べる形にしました。この記事では、まず全国でほぼ共通している基本のルールを順に整理し、そのあとでローカルルールの一覧と、初心者が勝ちに近づくコツをお話しします。
ルールを読んだら、AI相手に1試合まわすのが近道です。
ぶいポケは、大富豪を含む18種の定番ゲームを収録したアプリです。ローカルルールは対局前に選べて、AIとの対戦はオフラインでログイン不要、全機能無料。iPhone・Androidに対応しています。
準備と配り方:3〜6人で、札はすべて配りきる
人数は3〜6人で、4〜5人がもっとも遊ばれています。使うのはジョーカーを含むトランプで、ジョーカーは0枚から2枚まで、家庭によって枚数が変わります(1枚がいちばん一般的です)。札はすべて配りきるので、人数によっては手札の枚数に1〜2枚の差が出ますが、そのまま始めます。
最初に出す人は、ダイヤの3を配られた人とするのが標準的です。この場合、最初の一手にはダイヤの3を含めて出します。最初の人をじゃんけんで決める、前の試合の大貧民から始めるなど、決め方はグループによって違います。
カードの強さ:3が最弱、2が最強、ジョーカーはさらに上
数字の強さは、トランプの並びとは少し違います。弱い順に並べると次のとおりです。マーク(スペード・ハートなど)の強弱はありません。
3 → 4 → 5 → 6 → 7 → 8 → 9 → 10 → J → Q → K → A → 2 → ジョーカー
左が弱く、右が強い順です。Aが2の一つ下になるのが、初めての人がつまずきやすい点です。ジョーカーは1枚出しなら最強で、組や階段のなかでは足りない札の代わりにもなります。
進行:同じ枚数で、より強い札を出す
最初の人が好きな札を出します。1枚でも、同じ数字を2枚・3枚まとめた「組」でもかまいません。次の人からは、場と同じ枚数で、場より強い札しか出せません。場が7の1枚なら、8以上の1枚。5のペア(2枚)に返せるのは、より強い数字のペアで、8を1枚だけでは返せません。出せない、あるいは出したくないときはパスをします。
全員がパスしたら場が流れ、最後に札を出した人がまた好きな枚数で出し始めます。これを繰り返し、手札を先に出し切った人から1位、2位と順位が決まります。最後まで手札が残った人が最下位です。
階級とカード交換:前の試合の順位が次に響く
連戦で遊ぶときは、あがった順に大富豪・富豪・平民・貧民・大貧民の階級がつきます。4人なら大富豪・富豪・貧民・大貧民、3人なら富豪・平民・貧民のように、人数に合わせて階級の数が変わります。次の試合では、配り終えたあとにカードを交換します。大貧民は手札でいちばん強い札を2枚、大富豪に渡し、大富豪は好きな札を2枚返します。貧民と富豪の間では1枚です。この交換があるため、大貧民から抜け出すのは簡単ではありません。
連戦では、前の試合の大貧民から始めるのが一般的です。ぶいポケでは、階級を引き継ぐ設定にすると、この流れがそのまま再現されます。
都落ち:大富豪が1位を逃すと、一気に最下位
連戦のルールとしてよく採用されるのが都落ちです。前の試合で大富豪だった人が、今回の試合で1位になれなかったら、順位にかかわらず大貧民に落とされます。大富豪が強い札を温存して堅く構えるのを許さない、というルールです。大富豪の側は、1位を取り切るために場を流す手段を持っておく必要があり、緊張感が一気に上がります。反対に、前の大貧民が1位になると階級が逆転する「下剋上」を採用するグループもあります。
ローカルルール一覧:何を使うかを先に決める
大富豪は、トランプのなかでもローカルルールの差がいちばん出るゲームです。名称も地域で違い、たとえば数字縛りを「階段縛り」「数縛り」と呼ぶところもあります。次の表は、遊ぶ前に決めておきたい項目と、ぶいポケで選べるかどうかをまとめたものです。採用の度合いは、あくまで私たちの感覚による目安です。
| ルール | 内容 | 使われ方の目安 | ぶいポケで選べるか |
|---|---|---|---|
| 8切り | 8を出すと場が流れ、出した人がもう一度先頭で出せる。 | ほぼ必ず使われる定番 | ○ 標準でON。階段に入った8でも流すかは別に選べる |
| 革命 | 同じ数字を4枚そろえて出すと、強さの順が逆になる(3が最強、2が最弱)。 | 定番 | ○ 標準でON |
| 革命返し | 革命が起きている最中に、もう一度4枚の組を出して強さを元に戻す。 | 革命とセットで使われやすい | ○ 革命がONなら、4枚以上の組を出すたびに強さが反転する |
| 階段 | 同じマークの連番を3枚以上、まとめて出す。 | よく使われる | ○ ON・OFFを選べる |
| 階段革命 | 4枚以上の階段を出すと革命になる。 | 階段を採る場でよく併用 | ○ 階段と革命がONのとき選べる |
| 11バック(イレブンバック) | Jを出すと、その場が流れるまで強さが逆になる。 | よく使われる | ○ ON・OFFを選べる |
| スート縛り(しばり) | 同じマークが続けて出ると、以後そのマークを含む出し方しかできない。 | よく使われる | ○ ON・OFFを選べる |
| 片縛り | 複数枚出しの一部のマークだけが続いたとき、その位置だけ縛る。 | 少数派 | ○ スート縛りがONのとき選べる |
| 数字縛り(階段縛り) | 隣り合う数字が続けて出ると、その次の数字しか出せなくなる。 | 地域差が大きい | ○ ON・OFFを選べる |
| スペ3返し | 場にジョーカーが1枚だけ出ているとき、スペードの3で勝てる。 | よく使われる | ○ 標準でON |
| ジョーカー | 1枚出しでは最強。組や階段の足りない札の代わりにもなる。枚数は0〜2枚で家庭ごとに違う。 | 1枚が標準 | ○ 0〜2枚から選べる |
| 禁止上がり(反則上がり) | 最強の札(2)、8切り、ジョーカー、スペ3などで上がると反則で、下位に回る。 | よく使われる | ○ 2(革命中は3)・8切り・ジョーカー・スペ3・11バックを個別に選べる |
| 5飛び | 5を出すと、その枚数だけ次の人を飛ばす。 | 家庭・サークルで差が出る | ○ ON・OFFを選べる |
| 7渡し | 7を出すと、その枚数だけ手札を次の人に渡す。 | 家庭・サークルで差が出る | ○ ON・OFFを選べる |
| 9リバース | 9を出すと、順番の回る向きが逆になる。 | 家庭・サークルで差が出る | ○ ON・OFFを選べる |
| 10捨て | 10を出すと、その枚数だけ手札を選んで捨てられる。 | 家庭・サークルで差が出る | ○ ON・OFFを選べる |
| 都落ち | 前の試合の大富豪が1位になれなかったら、大貧民に落ちる。 | 連戦ではよく使われる | ○ 連戦(3・5試合)で選べる |
| 下剋上 | 前の試合の大貧民が1位になると、階級の順が逆転する。 | 少数派 | ○ 連戦で選べる |
| パス後の復帰 | 一度パスしたら、場が流れるまで出せないか、次の番で出してよいか。 | 地域で分かれる | ○ 標準は「場が流れるまで復帰しない」。ON・OFFを選べる |
| 砂嵐 | 3を3枚同時に出すと特別な効果が起きる。効果の中身は地域でばらつきが大きい。 | 少数派 | —(選択肢にありません) |
表のうち、革命と8切りは、ほとんどのグループで使われる定番です。そこに11バックやスート縛りなどを足していくと、勝ち筋が増える一方で、頭を使う量も増えます。最初は革命と8切りだけで遊び、慣れてきたら一つずつ足していくのが、揉めにくい進め方です。
使うルールが決まったら、まずはAI相手に試してみましょう。
iOS / Android対応・登録不要で使えます
初心者のコツ:強い札は使いどきを選ぶ
大富豪は運のゲームに見えて、札の出し方で差がつきます。私たちがAIと対局を重ねて感じた考え方を、重要な順に4つお話しします。
1つめは、弱い札から先に、組でまとめて出すことです。3・4・5のような弱い札は、場が流れたときの先頭でしか役に立ちません。ペアや3枚組にして一度に減らせば、手札の枚数が減るうえ、強い札を温存できます。
2つめは、2・A・ジョーカーは、場を流すために取っておくことです。序盤に切ると、本当に止めたいとき(相手が残り1〜2枚になったとき)に出す札がなくなります。ただし、禁止上がりのルールがONなら、最後の1枚を2で出すと反則になります。その場合は、2を中盤で使い切り、最後の1枚には普通の数字を残しておきます。
3つめは、8は「出す札」ではなく「場を握る札」と考えることです。8は手札のなかで中くらいの強さですが、出せば場が流れ、自分がもう一度先頭になれます。場がそれほど強くないうちに8で流し、手元の弱い札を先頭から出していくと、手番の主導権を握れます。8で上がれない禁止上がりのときは、最後に残さないよう早めに使います。
4つめは、相手の残り枚数を数えておくことです。革命を採用しているなら、同じ数字を3枚持っている人がいる、手札が少ない人がいる、と気づけるだけで、強い札を出すタイミングが変わります。4枚そろえて革命を起こすと、持っていた強い札が一気に弱くなるので、自分の手札に2やAが多いときは、他人の革命にも気をつけます。
ぶいポケで大富豪を遊ぶ
大富豪は手札を隠して遊ぶゲームなので、1台のスマホを回して遊ぶパス&プレイには対応していません。ぶいポケでは、次の2つの形で遊べます。
ひとつはAIとの対戦です。強さは星1〜5の5段階で、オフラインで動き、ログインも要りません。席はAIが埋めるので、ひとりでも始められます。もうひとつはルームで、6文字のルームコードかQRで友だちを招き、それぞれのスマホで自分の手札だけを見て遊びます。席が足りなければAIを追加できます。ルームを使うときだけ、AppleまたはGoogleのログインが必要です。
人数は3〜6人で、標準は4人です。上の表のローカルルールは、対局前の「ルール」画面で一つずつ選べます。試合数は1・3・5試合から選べて、連戦にすると前の試合の階級を引き継ぎ、カード交換や都落ち、下剋上も使えます。ルールは対局の途中では変えられないので、始める前に全員で確認してください。迷ったときは「標準に戻す」で、主要なルールを有効にした標準の設定に戻せます。
ぶいポケ
大富豪・七並べ・ババ抜き・麻雀・将棋など18種の定番ゲームを収録。ローカルルールを選んで、AIと対戦するならオフラインでログイン不要。全機能無料で、iPhoneとAndroidに対応しています。
ぶいポケについて詳しく見るよくある質問
大富豪は誰から出し始めますか?
ダイヤの3を配られた人から始め、最初の一手にダイヤの3を含めるのが標準的です。じゃんけんで決める、前の試合の大貧民から始めるなど、グループによって違います。ぶいポケの標準はダイヤの3からで、設定でOFFにもできます。連戦で階級を引き継ぐときは、前の大貧民から始まります。
パスしたあと、また出すことはできますか?
グループによって決まりが分かれます。「一度パスしたら、場が流れるまで出せない」とする場合と、「次の番で出してよい」とする場合があり、始める前に決めておくと揉めません。ぶいポケの標準は「場が流れるまで復帰しない」で、設定画面で切り替えられます。
革命が起きている間も、8切りはできますか?
できます。8切りは強さではなく「8を出すと場が流れる」というルールなので、革命中でも変わりません。ぶいポケも、革命の状態にかかわらず8を出せば場が流れます。
大富豪は3人でも遊べますか?
遊べます。3〜6人が一般的な人数で、3人だと階級は富豪・平民・貧民の3つになり、カード交換は1枚だけです。ぶいポケは3〜6人に対応していて、席が足りないときはAIが埋めます。