ぴたプリ開発チームです。缶バッジを自作するとき、いちばん迷うのが絵柄を何mmで作るかです。「直径57mmのバッジに合わせたつもりが、刷ったらフチでデザインが切れた」——これは仕上がりの直径と、原稿に必要なサイズを混同していることが原因です。この記事では、直径別に必要な絵柄サイズと塗り足しの考え方、そして実寸(mm)で原寸印刷する方法を紹介します。
直径=仕上がり、原稿はひと回り大きい
缶バッジの「直径」は、できあがったバッジの正面から見える大きさです。よく使われるのは32mm・44mm・57mm・75mmあたり。ここで大事なのは、原稿の絵柄は直径ぴったりではなく、フチを側面に巻き込むぶんひと回り大きく必要だということです。この巻き込み部分が塗り足し(フチの折り返し)で、ここまで絵柄や背景を伸ばしておかないと、側面に白いフチが出たり、端のデザインが切れて見えたりします。
塗り足しの量は使うバッジマシンやキットによって変わりますが、片側5〜8mm程度を見込むのが一般的です。たとえば57mmのバッジなら、直径67〜73mm前後の円に絵柄を広げ、その中心57mmが正面に出る、というイメージで作ります。中心から外側に向かって「正面に出る範囲」「側面に回る範囲」を意識して、文字や顔などの重要な要素は中心寄りに置くと安全です。
画面トリミングでは実寸・塗り足しが管理できない
画像編集アプリで丸くトリミングしても、それは画面上の見た目を整えているだけで、印刷したときの実寸も塗り足しも決まりません。さらに「用紙に合わせる」のまま出すと自動で拡大縮小され、せっかく合わせた直径がずれます。マシンの版に乗せたらサイズが違ったという失敗は、たいていここで起きています。必要なのは、塗り足しを含めた外径を「直径◯mm」と実寸で固定して刷ることです。私たちがぴたプリを作ったのも、この実寸管理をスマホだけでできるようにしたかったからでした。
ぴたプリで直径+塗り足しを実寸配置する手順
アプリで用紙サイズ(A4など)を選び、絵柄画像を読み込みます。塗り足しを含めた外径をmmで入力すれば実寸で配置されるので、「直径57mm+塗り足し」なら外径67mm前後といった具合に数値を決めます。同じ絵柄を複数個ぶん並べれば、1枚で何個分も原寸出力できて、まとめて作るときに無駄が出ません。サイズ違い(44mmと57mmなど)を並べて見比べることもできます。
保存して印刷するときは、設定を必ず「原寸(等倍・100%)」に。これで指定どおりの直径で刷れます。出した紙をバッジの版やパーツに当ててみると、正面に出る範囲と側面に回る範囲を事前に確認できます。アクキーやアクスタなど他の推し活グッズも、同じ「実寸で確かめる」考え方で作れます。
ぴたプリ
絵柄を実寸(mm単位)で印刷して、缶バッジの直径や塗り足しを確認できる無料アプリ。複数個・複数サイズの並べ出しに対応。登録不要・iPhone / Android対応。
ぴたプリについて詳しく見るよくある質問
缶バッジの絵柄は直径ぴったりで作ればいいですか?
いいえ。直径は仕上がりサイズで、原稿はフチを側面に巻き込むぶんひと回り大きく必要です。片側5〜8mm程度の塗り足しを足した外径で作ってください。
塗り足しはどのくらい見込めばいいですか?
使うマシンやキットによりますが、片側5〜8mm程度が一般的です。57mmのバッジなら外径67〜73mm前後を目安に、背景を端まで伸ばしておくと白フチが出にくくなります。
複数個をまとめて印刷できますか?
できます。ぴたプリで同じ絵柄を実寸のまま複数並べれば、1枚で何個分も原寸出力できます。サイズ違いを並べて見比べることもできます。
刷ったサイズが版と合わないのですが。
画面トリミングや「用紙に合わせる」設定では実寸が決まらないためです。塗り足しを含めた外径をmmで指定し、原寸(100%)で出力すれば、版とサイズを合わせやすくなります。