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自作トレカの作り方|公式サイズ63×88mmで印刷してスリーブに合わせる手順

ぴたプリ 開発チーム · 2026年9月30日 · 約8分

ぴたプリ開発チームです。自作トレカの作り方そのものは、いまや珍しい情報ではありません。スマホのコラージュアプリで表と裏の画像を作り、コンビニのL判写真として刷って、切り出して厚紙に貼る。この流れで作っている人はたくさんいます。ところが私たちのところに届く相談は、ほとんどが最後の一点に集中しています。「できあがったカードがスリーブに入らない」「公式のトレカと並べると一回り小さい」。作り方はわかっているのに、サイズだけが毎回ズレる。この記事は、画像の用意からカットまでを工程順にたどりながら、サイズが決まる場所だけを他の解説より厚く書いたものです。

トレカの画像を「縦8.8cm×横6.3cm」のように実寸で指定し、A4やL判に並べて原寸印刷できる無料アプリです。同じ画像を9枚並べて一気に量産することもできます。

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最初に決めるのは絵柄ではなく「何mmのカードにするか」

自作トレカがズレる原因を突き詰めると、ほぼ一つに行き着きます。仕上がりの寸法を決めないまま画像を作り始めていることです。コラージュアプリで「比率3:4」のキャンバスを選んでも、それは縦横の割合が決まるだけで、刷ったときに何mmになるかは決まりません。L判に写真として刷れば写真用紙の大きさに引き伸ばされ、そこから目分量で切れば毎回違う大きさになります。公式のトレカに混ぜてスリーブに入れたいなら、先に「公式と同じ63×88mm」と決めてしまい、以降の工程をすべてその数字に従わせるのが近道です。

国内外で流通しているトレーディングカードの多くは縦88mm×横63mmで、市販のスリーブやカードケース、バインダーのポケットもこの寸法を前提に作られています。一部のカードゲームには縦86mm×横59mmの少し小さい規格もあり、チェキ風にしたいならフィルムと同じ縦86mm×横54mmという選択肢もあります。どれにするかは「どのスリーブに入れたいか」で決めてください。スリーブの袋には対応するカードサイズや内寸が書かれているので、その数字を控えておきます。

作りたいカード 仕上がり寸法(横×縦) 300dpiでの画像サイズ 向いている用途
公式トレカと同じ標準サイズ 63×88mm 744×1039px 市販スリーブ・バインダーに混ぜる。迷ったらこれ
小さめのカードゲーム規格 59×86mm 697×1016px その規格のスリーブに合わせたいとき
チェキ風 54×86mm 638×1016px 下に白い余白を残したデザイン。チェキ用アルバムに入る
名刺サイズ 91×55mm 1075×650px 横長カード。名刺ケースやカードホルダーで保管

表の「300dpiでの画像サイズ」は、刷ったときに粗く見えないための画像の大きさの目安です。63×88mmなら744×1039px以上あれば十分で、スマホで撮った写真やスクリーンショットなら普通に足ります。逆に、SNSからダウンロードした小さな画像を無理に引き伸ばすと、印刷で輪郭がにじみます。素材を選ぶ段階でこの数字を意識しておくと、あとで刷り直しになりません。

画像の作り方:比率5:7と、周りに2mmの「塗り足し」

表面と裏面の画像は、どのアプリで作っても構いません。守るのは二つだけです。ひとつは縦横の比率を仕上がりに合わせること。63×88mmはおよそ5:7で、3:4よりわずかに細長い形です。3:4のキャンバスで作ると、63mm幅に合わせたときに縦が84mmにしかならず、公式カードより4mm短くなります。もうひとつは背景を仕上がり線より2mmほど外側まで広げておくこと。印刷では「塗り足し」と呼ぶ余白で、カットが1mmずれても白い縁が出ないようにする保険です。文字や顔は逆に、縁から3mm以上内側に置きます。

私たちがユーザーの相談で見てきた失敗の多くは、この塗り足しがない画像を「ぴったり63mm」で刷って、切るときに0.5mm内側に入ってしまい、片側だけ白い線が残るというものでした。塗り足し込みで67×92mmの画像を作り、印刷後に63×88mmの線で切る。この考え方だけで、仕上がりの見た目が一段変わります。

なお、公式の画像や他の人が撮った写真を使う場合は、個人で楽しむ範囲にとどめてください。自作トレカを販売したり不特定多数に配ったりすると、元の画像の権利に触れることがあります。

A4に9枚、L判に1枚:用紙の上にどう並べるか

画像ができたら、次は用紙のどこに何枚置くかです。ここが「作り方は知っているのにサイズが合わない」の分かれ目で、私たちがぴたプリを作った理由でもあります。画像の側に「63mm×88mm」という実寸を持たせて用紙に置くと、プリンターが勝手に拡大縮小できなくなります。A4(210×297mm)なら63×88mmのカードが横3枚×縦3枚の9枚、周りの余白は左右10.5mm・上下16.5mmで収まります。L判(89×127mm)なら1枚、2L判(127×178mm)なら横に2枚です。

A4 210×297mm 63×88 10.5mm 16.5mm A4に9枚並べるときの数字 ・カード1枚:63×88mm(画像は塗り足し込みで67×92mm) ・横:63mm×3枚=189mm、余白は左右10.5mmずつ ・縦:88mm×3枚=264mm、余白は上下16.5mmずつ 点線がカット線 ・カード同士を隙間なく置くと、1本の線で 両隣が切れて、定規を当てる回数が減る 印刷設定は必ず「原寸(100%)」 ・「用紙に合わせる」だと9枚全体が拡大され、 1枚あたり63mmを超えてスリーブに入らない L判なら1枚、2L判なら横に2枚が目安

並べ方で一つだけ工夫するなら、カード同士を隙間なく置くことです。隙間を空けると1枚ごとに4辺を切る必要がありますが、隣り合わせにしておけば1本の線で両隣が同時に切れて、定規を当てる回数が半分近くに減ります。塗り足しを2mm取った画像なら、隣のカードの塗り足しが重なる位置に線を引くだけで済みます。

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画像を実寸(cm/mm)で指定してA4やL判に並べ、原寸印刷できる無料アプリ。同じ画像を9枚並べてトレカを量産する配置にも使えます。登録不要・iPhone / Android対応。

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用紙と厚紙:公式のような手触りに近づける三つの方式

市販のトレカは厚みが0.3mm前後あり、写真用紙1枚では薄すぎてペラペラした印象になります。厚みの出し方は大きく三つで、それぞれ手間と仕上がりが違います。私たちが試した範囲では、最初の1枚は「写真用紙を厚紙に貼る」方式で作って感触を確かめ、量産する段になってから他の方式を検討するのが失敗が少ないと感じています。

方式 やり方 仕上がり 向いている人
写真用紙+厚紙の芯 表と裏を写真用紙に刷り、100円ショップの厚紙やカード用の台紙を芯にして貼り合わせる 光沢があり公式に近い。厚みも調整しやすい コンビニ印刷でも作れるので、プリンターがない人もこれ
厚手のフォト用紙に直接 家庭用プリンターで厚手の光沢紙に片面ずつ刷る。両面にするなら裏面も別途刷って貼る 貼る手間がない。用紙の厚さ次第で少し薄い 自宅プリンターで枚数を作りたい人
普通紙に刷ってラミネート 貼り合わせたあとにラミネートフィルムで挟み、仕上がり線の外側で切る 水や擦れに強いが、縁に透明の余白が残る 持ち歩いて使う・キーホルダーにする人

厚紙に貼る方式でひとつ覚えておいてほしいのは、貼ってから切る順番です。先に63×88mmに切った写真用紙を厚紙に貼ろうとすると、位置合わせで必ずズレます。塗り足し付きの画像を少し大きめに切り、厚紙に貼ってから、表面のカット線に定規を当てて表裏まとめて切る。この順番なら表と裏の縁がそろいます。

印刷:自宅でもコンビニでも「原寸」を選ぶ

用紙に並べた画像を保存したら、印刷は自宅のプリンターでもコンビニのマルチコピー機でも構いません。共通する注意点は一つで、印刷設定を「原寸」「等倍」「100%」のいずれかにすることです。初期設定の「用紙に合わせる」や「フチなし」のままだと、A4に9枚並べた画像全体が数%拡大され、1枚あたりが63mmを超えてスリーブに入らなくなります。せっかく実寸で並べても、この設定ひとつで台無しになるので、最初の1枚は必ず定規で一辺を測ってください。

コンビニで刷る場合は、店頭で用紙サイズを自由に変えることはできないので、家でA4かL判の実寸に並べた画像を作ってから登録する流れになります。写真用紙で刷りたいならL判に1枚ずつ、枚数を作りたいならA4の普通紙や厚紙に9枚をまとめて、という使い分けです。登録から出力までの手順はプリンタがなくてもサイズ指定した画像をコンビニで印刷する流れにまとめています。設定の意味そのものを知りたい場合は「原寸大で印刷」とは?も参考にしてください。

カットと仕上げ:角を丸めると一気に「それらしく」なる

切り出しは、ハサミよりカッターと金属定規のほうが縁がまっすぐになります。塗り足しを取っておけば、線の少し内側を切っても白い縁は出ません。市販のトレカは四隅が半径3mm前後で丸められているので、文具店や100円ショップの角丸パンチ(コーナーカッター)で角を落とすと、見た目が一気に公式に近づきます。角を丸める前に、まず1枚だけスリーブに通して収まりを確認し、きつければ次から0.5mm小さく、ゆるければそのままで量産に進みます。

仕上げた1枚を公式のカードと重ねてみると、自分の作ったものがどれくらい寸法に忠実かがすぐにわかります。私たちが自作トレカの相談で「先に63×88mmと決めてください」と繰り返すのは、この最後の一手間で結果が目に見えるからです。

ぴたプリで63×88mmに並べて原寸保存する手順

  1. 用紙を選ぶ。自宅やコンビニでA4に9枚まとめるならA4、写真用紙で1枚ずつ刷るならL判を選びます。
  2. トレカの画像を読み込み、サイズを「縦8.8cm×横6.3cm」と入力する。塗り足し付きの画像なら縦9.2cm×横6.7cmにして、印刷後に63×88mmの線で切ります。ミリ単位で指定できるので、スリーブの内寸に合わせて微調整もできます。
  3. 同じ画像を並べる。A4なら横3枚×縦3枚に隙間なく配置します。表面と裏面をそれぞれ別のA4にすると、貼り合わせのときに向きを間違えません。
  4. 原寸で保存して印刷する。保存した画像を自宅プリンターで「原寸(100%)」で刷るか、コンビニのネットプリントに登録します。刷り上がりの1枚を定規で測り、63mm・88mmになっていれば量産に進みます。

よくある質問

自作トレカは何mmで作れば公式のスリーブに入りますか?

多くのトレーディングカードと同じ横63mm×縦88mmで作ると、市販のスリーブやバインダーにそのまま収まります。使いたいスリーブの袋に書かれた対応サイズや内寸を確認し、きつい場合は0.5mmほど小さくしてください。

プリンターがなくてもコンビニで自作トレカを作れますか?

作れます。家でA4やL判の実寸に並べた画像を作ってからネットプリントに登録し、店頭で原寸(等倍)で出力します。写真用紙で刷りたいならL判に1枚ずつ、枚数を作りたいならA4に9枚並べるのが目安です。

厚紙には何を使えばいいですか?

100円ショップの厚紙やカード用の台紙で十分です。市販トレカの厚みは0.3mm前後なので、写真用紙2枚と芯を合わせてそれに近づくものを選びます。先に厚紙へ貼ってから表面のカット線で表裏まとめて切ると、縁がそろいます。

画像の解像度はどのくらい必要ですか?

63×88mmを300dpiで刷るなら744×1039px以上が目安です。塗り足しを2mm付けるなら約790×1090pxになります。スマホで撮った写真なら足りますが、SNSから保存した小さい画像を引き伸ばすと輪郭がにじみます。

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