Flips の開発チームです。私たちは「忘れる前に出てくる単語帳アプリ」を作っています。Flips にはカードモードとクイズモードの2つがあり、よく「結局どっちで覚えるのが効くんですか?」と聞かれます。どちらか一方が正解、というより、それぞれ向いている場面が違うというのが本当のところです。
この記事では、カード型とクイズ型の違いを比較したうえで、どんなときにどちらを使うといいかをお話しします。前提として、どちらも「思い出してから確認する」アクティブリコールである点は共通です。
2つのモードを比べてみる
カード型は、問いを見て答えを思い出してから裏返し、自分で正解・不正解を判断する自己採点方式です。クイズ型は、問いに対して選択肢から答えを選び、その場で正誤が返ってきます。同じ「思い出す」でも、思い出し方とフィードバックの形が違います。
| 観点 | カード型 | クイズ型 |
|---|---|---|
| 答え方 | 思い出してから裏返す自己採点 | 選択肢から選ぶ |
| 思い出す負荷 | 高い。ゼロから引き出す | やや低い。選択肢が手がかりになる |
| フィードバック | 自分で判断する | その場で正誤が返る |
| 向く場面 | しっかり定着させたい・仕上げ | 初めて・テンポよく回したいとき |
カード型は「ゼロから思い出す」負荷が効く
カード型の強みは、選択肢という手がかりがないことです。問いを見て、何も見ずに自分の頭から答えを引き出す。この「ゼロから思い出す」負荷が高いほど、記憶への定着は強くなります。だからカード型は、本当に覚えたか確かめたいとき・仕上げの段階に向いています。
一方で、まだ全然覚えていない段階だと、ゼロから思い出すのは難しく、答えが出てこずに止まってしまうこともあります。最初のうちは負荷が高すぎて、テンポが悪く感じるかもしれません。
クイズ型は「即フィードバック」でテンポよく回せる
クイズ型は、選択肢があるぶん思い出す負荷はやや下がりますが、選んだ瞬間に正誤が返ってくるのが利点です。手がかりがあるのでまだ覚えきっていない段階でも進められ、テンポよく数をこなせます。即フィードバックは「間違えたところがすぐ分かる」という意味でも効果的です。
おすすめは、最初はクイズ型で全体に触れて感触をつかみ、ある程度覚えてきたらカード型で仕上げるという使い分けです。同じ単語でも、覚える段階によって向くモードは変わります。
Flips はこの2モードの両方を最初から備えています。そして、どちらのモードで答えても、エビングハウスの忘却曲線をもとに次に思い出すべきタイミングを自動で計算します。正解した単語は出題間隔を広げ、間違えた・あいまいだった単語は早めに再出題する。あなたは好きなモードで答えるだけで、忘れかけのタイミングを狙った間隔反復が回ります。英語・スペイン語・中国語などの単語帳を最初から収録し、自分だけのオリジナル単語帳も作れます。無料で iOS / Android のどちらでも使えます。
結論として、カード型とクイズ型に優劣はありません。覚え始めはクイズ型、仕上げはカード型。場面で使い分けるのが一番効きます。両方を切り替えながら、自分のリズムを見つけてみてください。
よくある質問
カード型とクイズ型、暗記はどっちが効きますか?
どちらも効きますが、向く場面が違います。ゼロから思い出すカード型は定着・仕上げに、選択肢で進められるクイズ型は覚え始めやテンポよく回したいときに向きます。両方をアクティブリコールとして使い分けるのがおすすめです。
クイズ型は選択肢があるぶん効果が薄いですか?
薄いわけではありません。選択肢は手がかりになりますが、選ぶ前に思い出そうとする点でアクティブリコールです。即フィードバックで間違いがすぐ分かる利点もあります。覚え始めはむしろクイズ型が進めやすいです。
どう使い分ければいいですか?
目安は、覚え始めはクイズ型で全体に触れ、ある程度覚えてきたらカード型で仕上げる流れです。同じ単語でも段階によって向くモードは変わるので、切り替えながら使ってください。
Flipsは両方のモードを使えますか?
はい。Flipsはカードモードとクイズモードの両方を備えています。どちらで答えても忘却曲線をもとに次の出題タイミングが調整されるので、好きなモードで答えるだけで間隔反復が回ります。