Flips の開発チームです。私たちは「忘れる前に出てくる単語帳アプリ」を作っています。「単語帳を何周もしているのに英単語が覚えられない」「覚えたつもりでもすぐ忘れる」——これは私たちのもとに最も多く届く悩みのひとつです。
先に結論を言うと、英単語が覚えられないのは、あなたの頭が悪いからでも努力が足りないからでもありません。覚えられない人にはある共通点があって、それは「やり方」のズレです。この記事では、何度やっても忘れる人に共通するパターンと、その根本原因、そして仕組みで解決する方法を順番に説明します。
覚えられない人の共通点は「覚えた直後に放置している」
英単語が覚えられないと悩む人の多くに、ひとつの共通点があります。それは、覚えた直後に、その単語をしばらく放置してしまっていることです。今日100語を一気に覚え、満足してそのまま次の範囲へ進む。数日後に戻ってくると、最初に覚えた語はほとんど思い出せない——心当たりはないでしょうか。
これは19世紀の心理学者エビングハウスが「忘却曲線」として示したとおりで、人は新しく覚えたことを覚えた直後から急激に忘れていきます。意味のつながりが薄い情報は、1日も経たないうちに大半が思い出せなくなる。つまり、覚えてから放置している限り、あなたは毎回「忘れた状態」から覚え直していることになります。これでは何周しても定着しません。
「最初から何周もする」紙の単語帳の限界
もうひとつの共通点が、紙の単語帳を最初のページから何周もする勉強法です。一見まじめで王道に見えますが、ここには大きな無駄があります。1周目で覚えた単語も、2周目・3周目でまた最初から見ることになるため、すでに覚えた語に時間を取られ、まだ覚えていない苦手な語に十分な回数が回らないのです。
しかも紙の単語帳では、どの語をいつ覚えて、どの語が忘れかけているかを把握できません。結果として「全部を均等に何周もする」しかなくなり、覚えた語の確認に多くの時間を使い、肝心の苦手語は何度も取りこぼす。努力の量のわりに成果が出ない典型的なパターンです。
解決策は「忘れる頃に、苦手な語だけ出す」
ここまでをまとめると、覚えられない原因は記憶力ではなく、(1) 覚えた直後に放置していること、(2) 覚えた語も苦手な語も均等に何周もしていること、の2点です。逆に言えば、この2つを解決すれば英単語は定着します。
解決の鍵は「間隔反復(スペースド・リピティション)」という考え方です。覚えた直後ではなく、忘れかけた頃にもう一度思い出す。そして、よく覚えている語は出題間隔を広げ、まだ苦手な語は早めに何度も出す。こうすれば、放置による忘却を防ぎつつ、限られた時間を苦手語に集中させられます。問題は、単語ごとに違う「忘れかけのタイミング」を、数百語ぶん手作業で管理するのが現実的に不可能なことです。
私たちが Flips を作ったのは、まさにこの管理を自動化したかったからです。Flips はエビングハウスの忘却曲線をもとに、一語ずつ「次に思い出すべきタイミング」を自動で計算します。あなたが正解した語は間隔を広げ、間違えた・あいまいだった語は早めに再出題する——つまり苦手な単語が自動的に多めに出てくる仕組みです。あなたは出てきた語に答えるだけで、放置と非効率の両方が自然に解消されます。
答え方も「思い出す」形になっています。カードモードは答えを隠して思い出してから裏返し、知ってた・知らないでスワイプ。クイズモードは4択で答えて即フィードバック。どちらも「見て知った気になる」のではなく、自分の頭から引き出す練習(アクティブリコール)です。英語・スペイン語・中国語などの単語帳を最初から収録し、自分だけのオリジナル単語帳も作れます。最適な復習タイミングは通知でお知らせするので、再開のきっかけも逃しません。
英単語が覚えられないのは、能力の問題ではなくやり方の問題です。忘れる頃に、苦手な語だけを思い出す——その面倒な管理を肩代わりする道具として、Flips を試してもらえたらうれしいです。無料で、iOS・Android どちらでも始められます。
よくある質問
何度やっても英単語が覚えられないのは記憶力が悪いからですか?
いいえ。覚えられない人の多くは、覚えた直後に放置して忘却曲線の底で再会したり、覚えた語も苦手な語も均等に何周もしたりしています。原因は記憶力ではなく復習タイミングと回し方のズレです。やり方を変えれば定着します。
紙の単語帳を何周もしているのに覚えられないのはなぜですか?
最初のページから何周もすると、すでに覚えた語の確認に時間を取られ、苦手な語に十分な回数が回らないためです。覚えた語は間隔を広げ、苦手な語を多く出す仕組みに切り替えると、同じ時間でも定着が大きく変わります。
覚えた単語はいつ復習すればいいですか?
覚えた直後ではなく、忘れかけた頃が最も効果的です。翌日、数日後、1週間後と徐々に間隔を広げるのが目安です。単語ごとに最適なタイミングは違うので、間隔反復アプリに管理を任せるのが現実的です。
Flipsはどうやって覚えられない問題を解決しますか?
Flipsは忘却曲線をもとに単語ごとの次回出題タイミングを自動計算します。正解した語は間隔を広げ、間違えた・あいまいだった語は早めに再出題するので、苦手な語が自然と多めに出ます。あなたは出てきた語に答えるだけです。無料で使えます。