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家事分担表の作り方と無料テンプレート|紙・エクセルからアプリまで

Koto開発チーム · 2026年8月20日 · 約8分

Koto開発チームです。「家事分担表」を作ろうとしている時点で、すでに一つの課題意識に気づいています。それは、なんとなく分担している状態のままでは、いつか不満が偏るということです。誰が何をやっているかを紙やアプリで見える化すれば、感覚のズレをなくせるはず——そう考えるのは自然な発想です。

私たちも、この記事を書く前に自分たちで家事分担表を作ってみました。エクセルで表を組み、担当者と頻度を書き込み、印刷して冷蔵庫に貼りました。最初の1週間はうまく回りましたが、2週間目に子どもの体調不良で担当が入れ替わり、表を直さないまま元に戻すのを忘れ、気づけば誰も見なくなっていました。表を作ること自体は難しくありません。難しいのは、それを更新し続けることです。

この記事では、まずそのまま使える家事一覧のテンプレートを提供し、紙・エクセル・アプリという媒体ごとの作り方を比較します。そのうえで、なぜ分担表が続かなくなるのかを私たちの失敗も含めて分解し、最後に表をアプリに置き換えるとどう変わるかを紹介します。

家事分担表を「更新され続ける状態」に変える共有ToDoリストアプリを開発しています。

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Kotoのリスト画面。書き出した家事をリスト化して家族で共有
書き出した家事をそのままリスト化すると、分担表の代わりになります

家事分担表に載せる項目——まず家事を棚卸しする

分担表を作るときに一番つまずくのは、フォーマットではなく「そもそも家事を全部書き出せていない」ことです。特に抜けやすいのが、ゴミ袋の補充や在庫チェック、書類の記入といった「名もなき家事」で、これらは誰か一人が気づいたときにやるだけで表に載らず、結果として一人に集中しがちです。下の一覧は、頻度別・カテゴリ別にそのまま使えるテンプレートです。自分たちの生活に合わせて足し引きしてください。

頻度 カテゴリ 家事の項目
毎日食事朝食の準備
毎日食事夕食の準備
毎日食事食器洗い・片付け
毎日掃除キッチン水回りをさっと拭く
毎日洗濯洗濯機を回す
毎日洗濯洗濯物を干す・取り込む
毎日洗濯洗濯物をたたむ・しまう
毎日名もなき家事部屋ごとのゴミをまとめる
毎日名もなき家事翌日の予定確認・声かけ
週次掃除掃除機がけ・床拭き
週次掃除浴室の掃除
週次掃除トイレ掃除
週次買い物週末の食材まとめ買い
週次買い物買い物リストの作成
週次名もなき家事ゴミ出し(可燃・不燃など)
週次名もなき家事ゴミ袋・洗剤など消耗品の補充
週次名もなき家事冷蔵庫の在庫チェック
月次・不定期掃除換気扇・レンジフードの掃除
月次・不定期掃除窓拭き
月次・不定期洗濯シーツ・布団カバーの洗濯
月次・不定期買い物日用品のまとめ買い(ティッシュ・洗剤の詰め替えなど)
月次・不定期手続き等公共料金・請求の支払い確認
月次・不定期手続き等学校・保育園の配布物の記入・提出
月次・不定期手続き等ゴミ収集日・自治体ルールの確認
月次・不定期名もなき家事電球・消耗品の交換
月次・不定期名もなき家事季節の衣替え・寝具の入れ替え

この一覧を眺めてわかるのは、家事分担表がもめやすいのは「食事」や「掃除」のような目立つ項目ではなく、名もなき家事のように誰の担当か決まっていない項目だということです。棚卸しの段階でこれらを表に含めておくだけでも、あとから「これ誰の担当?」という会話が減ります。

媒体別の作り方: 紙・ホワイトボード/エクセル・スプレッドシート/アプリ

棚卸しした家事をどこに書くかは、紙・ホワイトボード、エクセルやGoogleスプレッドシート、アプリの3通りが一般的です。それぞれ作る手間と続けやすさのバランスが違うため、順に見ていきます。

紙・ホワイトボード

縦軸に家事、横軸に曜日や担当者を置いた表を手書きするか、ホワイトボードに100均のマグネットで家事名を書いたものを貼り付けて動かす方法です。作るのに特別な準備がいらず、その場ですぐ始められるのが強みです。一方で、担当が入れ替わった週に書き直すのが面倒で、更新をサボりやすく、外出先からは内容を確認できません。

エクセル・スプレッドシート

Microsoft Officeのテンプレートを使ったり、Googleスプレッドシートで自作したりする方法です。担当や頻度を列で管理でき、関数を組めば集計もできます。項目が多くなっても整理しやすい反面、最初にフォーマットを組む手間がかかり、スマホで開くと入力しづらいことが多く、リマインド機能は自分で別途用意する必要があります。

アプリ

家事を1件ずつタスクとして登録し、担当者・期限・繰り返しを設定するタイプです。作るときの初期入力は紙やエクセルより手間がかかりますが、一度繰り返し設定をすれば、次の週から表を書き直す作業自体がなくなります。外出先でも確認・完了報告ができ、リマインド通知も自動で出せます。

比較軸 紙・ホワイトボード エクセル・スプレッドシート アプリ
作る手間 小さい(手書き・付箋ですぐ始まる) 中程度(フォーマット設計が必要) 中程度(家事の登録が必要)
更新の手間 毎回書き直し・貼り替えが必要 セルの編集が必要 繰り返し設定後はほぼ不要
外出先での確認 不可 スマホでも可能だが見づらい 可能(スマホ前提の設計)
繰り返す家事 表ごと手動で作り直す コピーして使い回す 曜日・毎月・N日ごとで自動設定
リマインド なし 別アプリと連携すれば可能 通知機能として標準搭載
費用 紙代・マグネット代のみ 無料(既存ツールで作成) 基本無料、拡張機能は有料の場合あり

分担表が続かない3つの理由

きれいな分担表を作っても、多くの家庭で数週間のうちに使われなくなります。私たち自身の経験も含めて振り返ると、理由は次の3つに集約されます。

例外の週に対応できず形骸化する

分担表は「いつもの週」を前提に作られています。しかし実際の生活では、子どもの発熱、残業、出張など例外の週のほうが頻繁に起こります。担当を一時的に入れ替えたとき、表を書き直さなければその場しのぎで終わり、次の週も元に戻すのを忘れ、気づけば表と実態がずれたまま誰も参照しなくなります。

更新がひとりの仕事になる

エクセルにしろホワイトボードにしろ、たいてい表を最初に作った人がメンテナンスも担当することになります。担当が変わるたびにその人が書き直す必要があり、「分担表を更新する」という作業自体が新しい家事として発生してしまいます。分担を公平にするための表が、逆に不公平の火種になるという皮肉な構造です。

家の外で見えない

冷蔵庫に貼った表は、家にいるときしか確認できません。仕事帰りにスーパーへ寄るかどうか、今日はゴミ出しの日か——こうした判断は家の外にいるタイミングで必要になることが多いのに、紙の表もエクセルのファイルも、その瞬間には手元にないのが実情です。

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Koto

夫婦・カップルのための家族共有ToDoリストアプリです。棚卸しした家事をリストに登録し、担当と期限、繰り返しを設定すれば、分担表を書き直す作業そのものがなくなります。完了履歴はだれが・いつ・何をやったかを自動で記録します。アカウント登録なしで始められ、App Storeで近日公開予定です。

📱 App Store / Google Play — 近日公開予定
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表をアプリに置き換えるとどうなるか

Kotoでは、この記事で棚卸しした家事をそのまま「家のこと」のようなリストに1件ずつ登録します。掃除機がけなら担当者と期限を、水回りの拭き掃除なら「毎日」の繰り返しを設定する、というように、表のマス目を埋める作業を、タスクを1件ずつ作る作業に置き換えるイメージです。

Kotoの繰り返し設定画面。毎週・毎月・N日ごとなど家事の頻度に合わせて設定できる
毎週の掃除機がけも毎日の食器洗いも、一度設定すれば自動で繰り返されます

週次・月次の家事は「毎週◯曜日」「毎月第◯◯曜日」「N日ごと」といった繰り返しを設定できるので、例外の週があっても表そのものを書き直す必要がありません。担当を一時的に交代したいときは、そのタスクだけ担当を変更すればよく、翌週にはまた元の繰り返しに戻ります。

更新がひとりの仕事になる問題は、招待コードを送るだけで家族を招待し、全員が同じリストを同じ順序で見られることで解消します。誰か1人がタスクを完了すればすぐ全員に伝わるので、「表を最新に保つ係」という新しい家事が発生しません。だれが・いつ・何を完了したかという完了履歴は無料でも保持期間の上限なく残るため、これがそのまま分担表の「実績欄」の役割を果たします。「先月は自分がゴミ出しを何回やったか」を振り返りたいときも、履歴をさかのぼるだけで確認できます。

Kotoの完了履歴画面。だれが・いつ・何を完了したかが自動で残る
完了履歴が、分担表の「実績欄」の代わりになります

そして家の外にいても、リマインダー通知とアプリからの確認で「今日はゴミ出しの日か」「買い物リストに何が残っているか」がすぐわかります。ポイント制や採点機能はあえて持たせていません。分担表を作る目的は公平さを数値で競うことではなく、誰が何をやるかを毎回話し合わずに済む状態を作ることだと考えているためです。

よくある質問

家事分担表はエクセルと紙どちらがいいですか?

項目が少なくすぐ始めたいなら紙、項目が多く整理して管理したいならエクセルが向いています。ただしどちらも更新は手作業になるため、担当の入れ替わりが多い家庭では書き直しが負担になりやすい点は共通の弱みです。

分担表の項目はどのくらい細かくすべきですか?

「掃除」のような大きなくくりだけでなく、ゴミ袋の補充や在庫チェックのような名もなき家事まで分けて書き出すのがおすすめです。細かく分けるほど、誰の担当か決まっていない家事を見つけやすくなります。

共働きだと分担表は何対何にすべきですか?

労働時間や在宅時間、家事以外の負担も家庭によって異なるため、一律の比率はありません。まず家事を棚卸しして全体量を見えるようにし、そのうえでどちらが何を担当するかを話し合う方が、割合を先に決めるより現実的です。

分担表アプリは無料で使えますか?

Kotoは6人までの家族グループなら無料で使え、リストやタスクの数、繰り返し設定、完了履歴の保存期間にプラン上限はありません。7人以上での利用やコメント機能、クラウド容量の拡大が必要な場合は有料プランのBitFlap Oneで対応します。

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